2010年5月23日日曜日

5/19の記録

所用を済ませた帰りにblackbirdへ。
週の半ばは静かな雰囲気。落ち着いて食べたかったのでテーブル利用。


アジのサオールwithキリンフリー。
基本青魚スキー、加えて南蛮漬けスキーなので、鉄板メニュー。









はまぐりとホッキ貝とこごみとこしあぶらのリゾット。
今まで自分の中ではこしあぶら=天ぷらの一択だったので新鮮な感じ。こごみも基本天ぷらにしてたもんなぁ。そうだよな雑炊とかもアリなんだよな。
出汁をたっぷり吸った米と共に美味しく完食。

はまぐりをちまちま食べててふと思い出したこと。
先日別な店で相席になった推定30代・110kg超級・男性が「枝豆は全部剥いて出すべき、貝類はすべて殻を外して出すべき、肉や魚はすべからく骨から剥がして出すべき、食べる人間に手間をかけさせるなんて料理人の手抜き!」という持論の方だった。
その場に居たのが「フライドチキンの骨もがりがりかじって骨髄食いますよ」な人と「枝豆はさやからぷちっと取り出す感触をも味わうものだろう」な私だったんでね……まあアレですよ、「カレーは飲み物」派の人ってなんかいろいろスゴいなぁ、みたいなことに。
ていうかそんな個人の嗜好の範疇な事をだるーんとなごやかに話してただけなのに異様に激高しちゃってありゃりゃ、みたいな。あれですか上白糖中毒ですか?や、食生活聞くとどう考えても砂糖依存症ですあり(ry な感じだったけど。
とりあえず私、さやから出したサラダボウル一杯の枝豆(感覚的には大豆の水煮同等)withテーブルスプーンではビールを美味しく飲めません。
あの人、このリゾット出されたら激高するんだろーな……。

ごはんを終えてバンコに移動し、エスプレッソで〆。
今度ブラックバードに行く時はアルコールOKな状態で行きたいなぁ。やっぱあそこでゴハン食べる時はワイン欲しい。
次の生ハム様(レスポール約3本分の重量)が到着したということだしw
今の生ハム様(の骨)がダイエット終了後にどう化けるかも楽しみ。



思い出話。
CMがばんばん流れて「是非観たい!」と母と興奮していた「エディット・ピアフ~愛の賛歌」がリアルタイムに水戸でかかってないと知った時の失望感。
結局かなり遅れて(今は亡き)リードシネマでかかった時に足を運んだ。
古びた券売機、くたびれた什器、パンフ以外には30年前と変わらない軽食が置いてあるだけのガラスケースのカウンター、スプリングのへたった窮屈な椅子、少し煤けた小さなスクリーン、効きのよくない空調、見かけたスタッフはたったひとり。
壮年の男性スタッフが、チケットをもぎりパンフを売り、そして多分映写機も回してた。
購入したパンフを入れてくれたのは、経費削減なのだろう、以前ここでかかっていた映画のポスターを再利用した手作りの袋。予告はたった1本、併映の韓国映画だけ。お客は自分たちを含めてほんの数人。
最盛期には確か5面くらいはあったはずのリードシネマの、最期の姿がそこにあった。
映画が終わって帰る時、穏やかに微笑みながら送り出してくれたスタッフの表情が忘れられない。
「この映画を見に来てくれてありがとう」、そんな顔をしていた。

あんなに映画に愛情を持った顔をしたスタッフを、シネコンで見かけたことは今のところない。

シネマ・ブラックバード・プロジェクトが永く続く企画になればいいな、と思っている。
街なかが難しいなら、そこにこだわる必要なんてない。企画に賛同する人はどこにでも行くだろうし、気楽に足を運べる条件なら参加したいという人もきっといるだろう。
まずはどんなかたちでもいいから「シネコンでかかるような作品以外の映画を観れる場」を。かつて「ぴあ」を読むたび「ああっこれ観たいけど水戸でやってない!」と身悶えしてそうこうしているうちにぴあそのものも(ストレスの元だから)買わなくなってしまった人間としては、場が設けられることだけでも十分嬉しいです。や、ぴあは主にライブ情報のために買ってたんだけどさ。今みたいにミュージシャン個人やライブハウスが個々にサイト持ってるような時代じゃなかったから、情報誌か口コミが頼みの綱だったんだよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿